妄想日記 必読!5か国語ネイティヴのペンタリンガルになった経緯
私は日本人です。日本語、英語、ロシア語、タイ語、ヘブライ語をネイティヴ並みに読み書きできます。目を閉じて私がそれぞれの言語で話せば、日本人だとバレることはありません。社会人になって、それを披露する機会は皆無ですが、唯一の特技だと自負しています。
純日本人の両親のもとに生まれた私が、なぜそうなったかを書きたいと思っています。両親は言語学者ではありません。そして、意識してペンタリンガル子育てを行っていたわけでは無いことを記しておきます。
①家族構成
フリーランスのエンジニアである日本人の父 51歳
副業を常に行う専業主婦の母 48歳
双子の兄 23歳
私 23歳
②移動歴(私)
1995年5月 富山に生まれる
2002年4月 小学校へ入学
11月 テルアビブに移住
現地の公立小学校へ転校
2007年7月 バンコクに引越
ブリティッシュスクールに入学
2013年8月 帰国
2014年4月 東京の大学へ進学
0歳~7歳 日本
7歳~12歳 イスラエル
12歳~17歳 タイ
17歳~ 日本
②イスラエルでの言語事情
(1) 日本語
・両親とは日本語
・通信講座や漢字ドリル
・安息日の毎週土曜日に日本人で集まる
・現地のテレビを見ない
・カセットビデオやDVDは日本のアニメ
・夏休みは帰国
・7月は小学校へ体験入学
(2) ヘブライ語
・インターナショナルスクールを両親が気に入らず公立学校へ
・学校全般
(3) 英語
・学校で習う程度(ヘブライ訛り)
(4) ロシア語
・家政婦がロシア人のオバサン
・近所の人が全員というくらいロシア語話者
・ロシア人が家によく来ていた
・週3のロシア語の塾
③タイでの言語事情
(1) 日本語
・両親とは日本語
・通信講座や漢字ドリル
・毎週の補習校
・現地のテレビを見ない
・カセットビデオやDVDは日本のアニメ
・2010年の夏に1度だけ帰国
(2) 英語
・学校全般
(3) タイ語
・家政婦がタイ人
・ドライバーがタイ人
・習い事のスポーツはタイ語
・タイ語の塾(最初の1年半のみ)
(4) ヘブライ語
・イスラエル人の同級生とその家族
・SNS
④大学での言語事情
・ロシア語専攻(中央アジア)
・英語は必須
・タイ語話者との関わり
・ヘブライ語との関わり
・日本語
私がペンタリンガルであることに気付いたのは、大学入学後でした。外国語大学に居た私は、他の学生から話題になったのです。日本語、英語、ロシア語、タイ語、ベンガル語というそれぞれが異なる語族、異なる文字を使用しています。それを訛りなく使用できる私は注目の的でした。副専攻がウズベク語という他の5言語とは異なる語族だったので、文字も異なる同言語のウイグル語に手を出しました。
半年ほど休学して、ウルムチに住みました。中国語は微塵も覚えていませんが、ウイグル語は伸びました。私はその影響で、ウズベク語語彙が混ざるウイグル語を話すので、反対にウズベキスタンから来た人と思われます。少なうとも日本でウイグル人に話しかければ、日本育ちのウイグル人もしくはハーフと思われるくらいにはなりました。
だかた異なる6つの語族、6つの文字系統を話すと書いても良かったのですが、やはり母語は5言語です。
⑤日本語について
両親は日本語には厳しかったです。現地の勉強は放置でしたが。だから大学に入学した後も、1年くらいで日本語の読み書きは周りに追いつけた気がします。両親に感謝です。